Doing Pragmatics [言語学・日本語学を学ぶ]
Doing Pragmatics (Hodder Arnold Publication)
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久しぶりに言語学の本です。普段はPDFの論文ばかり読んでいるので、本を読むこと自体がけっこう久しぶりなのです。
大学院の授業で語用論について発表しないといけないので、とりあえず意味論の先生に初心者向けの本を教えてもらって読みましたが、そもそも語用論自体がいまいちよく分からないので例題がよく分かりません。語用論は、Wikipediaには次のように定義されているのですが、
理論言語学の一分野で、言語表現とそれを用いる使用者や文脈との関係を研究する分野である。
語用論がいまいち分からないのは、基本的に、たぶん研究対象が日本語ではないので、文脈を考えてその文をOKとするかNGとするかの判断がいまいち分からないからだと思っているのですが、ただ、対象が日本語だからと言って必ずしも分かるというわけではないのが困ったところです。この本に載ってる簡単な例題も、英語話者に聞いてみたら、
「そんな違いないわよ」
と言われたぐらいですしね。まったく難しい分野です。あ、この本自体は初心者向けなので例題以外は特に大きな問題もなく読むことができ、少しだけ語用論が理解できたかなと思います。
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