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検察側の罪人 [日本映画・ドラマを楽しむ]

検察側の罪人 DVD 通常版

検察側の罪人 DVD 通常版

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2019/02/20
  • メディア: DVD
雫井脩介のミステリー小説を、木村拓哉と二宮和也主演で映画化。都内で発生した殺人事件。事件を担当するのは東京地検刑事部の検事・最上と沖野。最上は被疑者のひとりに狙いを定め、執拗に追い詰めるが、沖野は最上の捜査方針に疑問を抱き始める。(Amazonより抜粋)
Amazon Primeで観る。ジャニーズなのに見放題で観れるのはめずらしいですね。自粛効果でしょうか。

検察側の罪人 小説版』の方は上下巻を一晩で読みましたが、こちらは最初退屈でなかなか進みませんでした。途中からまあまあ面白くなってきて一気に観ましたが、話の流れが期待していたほどでもなく、最後もいきなり終わってしまったので、物足りなくなって小説の方を途中から読み直しました。俳優の方も、木村さんは華があるし、作品や共演者もいつも豪華なのでよく観ていますが、競演というとまたちょっと違和感がありますね。「いつものキムタク」の方が好きです。二宮さんの役は、もう少し若い人の方がよかったかな。吉高さんの話し方もこういう作品ではちょっと邪魔になってしまいます。逆に、松重さんがよかったです。

『小説版』のほうで「検事が起こす行動としては動機が弱いというか、さすがに無理がある」と書いていますが、映画では色々端折っているため、その印象がさらに大きくなりました。

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革命前夜 [和書・翻訳書を読む]

革命前夜 (文春文庫)

革命前夜 (文春文庫)

  • 作者: しのぶ, 須賀
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/03/09
  • メディア: 文庫
バブル期の日本を離れ、東ドイツに音楽留学したピアニストの眞山。個性溢れる才能たちの中、自分の音を求めてあがく眞山は、ある時、教会で啓示のようなバッハに出会う。演奏者は美貌のオルガン奏者。彼女は国家保安省の監視対象だった…。冷戦下のドイツを舞台に青年音楽家の成長を描く歴史エンターテイメント。大藪春彦賞受賞作! (Amazonより抜粋)
これはおもしろい!
まじおもしろい!!!

音楽留学と言いつつ、音楽がちょっとおまけのような感じですが、ドイツ統一前の東ドイツの話が濃くなっていくにつれてグイグイ引き込まれ、一日で読んでしまいました。ベルリンの壁自体は、そういえばそんなのが崩れて人々が喜んでいたよね、という薄っすらとした印象しか残ってないし、東ドイツのことも西ドイツのことも最低限の知識しかありませんでしたが、ナチスといい、これといい、社会の恐ろしさがひしひしと伝わってきました。そう、ね、日本にいるのって幸せですよね。

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