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セカンド・ラブ [和書・翻訳書を読む]

セカンド・ラブ (文春文庫)

セカンド・ラブ (文春文庫)

  • 作者: 乾 くるみ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/09/20
  • メディア: Kindle版
1983年元旦、僕は、会社の先輩から誘われたスキー旅行で、春香と出会った。やがて付き合い始めた僕たちはとても幸せだった。そこに春香とそっくりな女、美奈子が現れるまでは……。清楚な春香と大胆な美奈子、対照的な二人の間で揺れる、僕の心。ラストで読者を驚愕の淵へと叩き込む、恋愛ミステリー。ベストセラー『イニシエーション・ラブ』に続く、二度読み必至の傑作!(Amazonより抜粋)
イニシエーション・ラブ』と一緒に購入したのでこちらも読んでみましたが、前作と同じように「大胆な罠」が大胆過ぎて面白さ半減でしたね。最後のネタばらしが予想よりも少し上にいってたところが違うだけで、違和感を覚える箇所は伏線だと分かってしまうので二度読みはしませんでしたが、そもそも読者二度読みしなくても、ネタバレサイトで確認しなくても、最後まで読めばわかる構成の方が物語としては好きですね。
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生きてさえいれば [和書・翻訳書を読む]

生きてさえいれば (文芸社文庫NEO)

生きてさえいれば (文芸社文庫NEO)

  • 作者: 小坂 流加
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2019/03/22
  • メディア: Kindle版
大好きな叔母・春桜(はるか)が宛名も書かず大切に手元に置いている手紙を見つけた甥の千景(ちかげ)。病室を出られない春桜に代わり、千景がひとり届けることで春桜の青春の日々を知る。学内のアイドル的存在だった読者モデルの春桜。父の形見を持ち続ける秋葉。ふたりを襲う過酷な運命とは?(Amazonより抜粋)
余命10年』の著者の遺作。両作品とも病気がテーマになっていますが、最後温かい気持ちになれました。主人公の女の子がよく分からない存在で、最初はあまりいい印象ではないのですが、相手の男の子が感じていくのと同じように、読んでいる方にもしっくりくるように書かれていたと思います。作者が亡くなられた後に発見された原稿なので、もしかしたら未完成のものなのかもしれませんが、結末まで書かれていてよかったです。

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逃亡刑事 [和書・翻訳書を読む]

逃亡刑事

逃亡刑事

  • 作者: 中山 七里
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2017/12/01
  • メディア: Kindle版
県警内部、全員敵!? 千葉県警の警察官が殺された。捜査にあたるのは、県警捜査一課で検挙率トップの班を率いる警部・高頭冴子。陰で〈アマゾネス〉と呼ばれる彼女は、事件の目撃者である八歳の少年・御堂猛から話を聞くことに。そこで猛が犯人だと示したのは、意外な人物だった……。(Amazonより抜粋)
こういう痛快エンタメは嫌いじゃないです。スカッとした気持ちになって、最近読んだ中山さんの本の中では上位にきます。こういう作品こそ映像で観たいです...が、アマゾネスになれる女優さんがちょっと思いつかないですね。あとがきの解説も、普段あまり読まないのですが、モデルとなった書店員さん(とはいえ特にアマゾネスっぽくはないようです)が書いているのでじっくり読んでしまいました。

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