トロッコ [青空文庫をがんがん読む]
杜子春・トロッコ・魔術―芥川竜之介短編集 (講談社青い鳥文庫 (90‐1))
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土を積み、風をはらみ、一気に山を下ってくるトロッコ。―せめては一度でも、土工といっしょに乗ってみたい。軽便鉄道敷設工事場で見たトロッコに、良平はあこがれます。けれども、夢がかなって思うぞんぶん乗せてもらえた日、良平は日暮れの山道に、ひとり取り残されてしまったのです。ノスタルジーあふれる童話の形式で少年の不安を描きながら、芥川龍之介は、そこに人生そのものを暗示しています。その作品世界を、伝統の友禅染めと蝋纈染めの技法を駆使して縮緬布に手描きで染めあげた染色画で、絵本化しました。小学中級以上。(Amazonより抜粋)人はこういう経験をして大人になっていくのでしょうね。
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