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境界線 [和書・翻訳書を読む]

境界線

境界線

  • 作者: 中山 七里
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2020/12/16
  • メディア: Kindle版
2018年5月某日、気仙沼市南町の海岸で、女性の変死体が発見された。女性の遺留品の身分証から、遺体は宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だったことがわかる。笘篠の妻は7年前の東日本大震災で津波によって流され、行方不明のままだった。遺体の様子から、妻と思われる女性はその前夜まで生きていたという。なぜ妻は自分のもとへ戻ってこなかったのか――笘篠はさまざまな疑問を胸に身元確認のため現場へ急行するが、そこで目にしたのはまったくの別人の遺体だった。(Amazonより抜粋)
旅行中に読みました。

扱う内容が『ある男』と少し似てますね。自分が悪いわけではないのに別の誰かになりたいと思う人生って悲しいです。震災の頃は日本におらずその頃の様子が全然わからないので実感も全然ないのですが、亡くなった方だけではなく生き残った方の苦悩が計り知れないということは想像できます。しかし、このように実態を描写されるとそういう想像もまだまだ足りていないことがわかります。ミステリーというよりその点を評価したいと思います。

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シャイロックの子供たち [日本映画・ドラマを楽しむ]

シャイロックの子供たち (本編DVD1枚)

シャイロックの子供たち (本編DVD1枚)

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2023/09/08
  • メディア: DVD
東京第一銀行の小さな支店で起きた、現金紛失事件。ベテランお客様係の西木(阿部サダヲ)は、同じ支店の愛理(上戸彩)と田端(玉森裕太)とともに、事件の真相を探る。一見平和に見える支店だが、そこには曲者揃いの銀行員が勢ぞろい。出世コースから外れた支店長・九条(柳葉敏郎)、超パワハラ上司の副支店長・古川(杉本哲太)、エースだが過去の客にたかられている滝野(佐藤隆太)、調査に訪れる嫌われ者の本店検査部・黒田(佐々木蔵之介)。そして一つの真相にたどり着く西木。それはメガバンクにはびこる、とてつもない不祥事の始まりに過ぎなかったー。(Amazonより抜粋)
先日に続き、ホテルの大画面で映画を観ました。

出てくる銀行員がほとんど悪い人(ではないかもしれませんが結果悪いことをしてしまう人)ばかりでちょっと笑ってしまいました。大金が近くにあるとつい魔が差してしまうんでしょうか。怖いですね。

この話は少し前にドラマでもやっていたと思うのですが、ドラマと映画が間をあけずに撮られるのはすごいですね。原作を読んでないのでどちらがいいのかわかりませんが...とここまで書いて調べたところ、

すでに読んでいた!
でも『シャイロックの子供たち』に書いてある感想が感想になっていない!!

相変わらずですが、そんな自分の記憶力のなさが一番怖いです。


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ある男 [日本映画・ドラマを楽しむ]

ある男 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2023/06/07
  • メディア: DVD
弁護士の城戸(妻夫木聡)は、依頼者の里枝(安藤サクラ)から、亡くなった夫「大祐」(窪田正孝)の身元調査という奇妙な相談を受ける。里枝は離婚を経て子供を連れて故郷に戻り、「大祐」と再婚。そして新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日「大祐」が不慮の事故で命を落としてしまう。長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一が法要に訪れ、遺影を見ると「これ、大祐じゃないです」と衝撃の事実を告げる。愛したはずの夫「大祐」は、名前もわからないまったくの別人だったのだ……。(Amazonより抜粋)
久々の映画です。

このカテゴリーでの投稿は2年以上経ってました!
映画好きなのにー、好きなのにー。

そんな久々の投稿なのですが、実は最近旅行してて、ホテルの大画面で観れたので観ました。しばらく映画を観てなくて、しかも情報にも触れてなかったのでこの作品のことも知らなかったのですが、面白かったです。役者さんも皆さん素敵ですが、窪田さんがすごくよかったです。写真の窪田さんが完全に別人に見えました。幸せな時間はもう少し続いてほしかったです。

妻夫木さんの役もあまり緩急もなく抑えた演技で難しいと思いますが、なんだか説得力を感じました。成功者が抱えた闇が最後どうなったか知りたくなりました。

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