日御子 [和書・翻訳書を読む]
はるか昔、倭国の平和のために海を越え大陸をめざした人々がいた。それは、失われた歴史をつむぐ朝貢の旅。いまにつながる、この国のはじまり。使譯(通訳)一族に伝わる四つの教えが、国を和の心へと導く―。日本人のルーツを壮大なスケールで描く、書き下ろし歴史ロマン小説。(Amazonより抜粋)タイトル買いをしたので、
卑弥呼出てこない!
なぜに通訳一族...?
と思って読んでました。
主人公である(と思っていた)卑弥呼が上巻にまったく出てこず、出てきてもあくまでサブキャラとしてだったので魅力が少なく残念でした。代わりにメインキャラになっていた使譯一族が良かったのはもちろんですが、卑弥呼と違い普通の人なので努力がテーマになっていて、内容としては地味ですが良かったです。
同じ著者の『水神』が良かったのですごく期待して読んだのですが、卑弥呼があまり出てこなかった点(シツコイ)以外は非常に満足しました。記憶力がないので、『水上』の感想に書いた「水神様の言葉にただただ感動」の内容は覚えていないのですが、上に書いた通り、今回は、使譯一族の3つ+1の教えが心に響きました。
これは、残りの本もいつか読んでみたいですね。
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