博士の本棚

博士の本棚 (新潮文庫) 作者: 小川 洋子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2009/12/24 メディア: 文庫

図書室で夢中になった『秘密の花園』『小公子』、でも本が無い家だったので愛読書はなんと『家庭の医学』だった。13歳で出会った『アンネの日記』に触発されて作家を志す。オースター、ブローティガン、内田百〓(けん)、村上春樹…本への愛情がひしひしと伝わるエッセイ集。思わぬ出会いをたくさんもたらしてくれた『博士の愛した数式』誕生秘話や、愛犬の尻尾にふと白毛を見つけた感慨なども。（Amazonより抜粋）

基本的に私は本を開いて中を確認してから購入したり図書館から借りてきたりということはせず、好きな作家さん以外はふと読みたくなったから手に取るということが多いのですが、この本を借りる時も『博士の愛した数式』の著者の本なので『博士の』に何かしら関連した話なのだろうと勝手に思い込んで何も確認しませんでした。家に帰って開けてみたらエッセイでガッカリ。『博士の』と書いてあるのに理数系の話もほとんどありません。

ということで、本のレビュー集自体にはあまり興味がないのであまり期待はせず、とはいえ開いたからにはと最後まで読んでみましたが、まあまあ面白かったです。