荒神 [和書・翻訳書を読む]
時は元禄、東北の山間の仁谷村が一夜にして壊滅状態となる。隣り合う二藩の因縁、奇異な風土病を巡る騒動…不穏さをはらむこの土地に“怪物”は現れた。仁谷擁する香山藩では病みついた小姓・直弥や少年・蓑吉らが、香山と反目する永津野藩では専横な藩主側近の弾正や心優しきその妹・朱音らが山での凶事に巻き込まれていく。恐るべき怪物の正体とは?交錯する北の人々はそれぞれの力を結集し、“災い”に立ち向かう!(Amazonより抜粋)かなり面白かったです。前半がよかったですね。ただちょっと分かりづらかったようで、流れをつかむまで何度も前に戻らないと頭に入ってきませんでした。そして、その後は順調に読んでたんですが、後半は宮崎駿作品を思わせる展開で、ちょっと頑張りすぎてファンタジーになっちゃったのは残念ですね。
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