風神雷神 [和書・翻訳書を読む]
20××年秋、京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、マカオ博物館の学芸員、レイモンド・ウォンと名乗る男が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画、天正遣欧使節団の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてその中に書かれた「俵…屋…宗…達」の四文字だった―。織田信長への謁見、狩野永徳との出会い、宣教師ヴァリニャーノとの旅路…。天才少年絵師・俵屋宗達が、イタリア・ルネサンスを体験する!?アートに満ちた壮大な冒険物語。(Amazonより抜粋)この著者の美術に関する物語は何冊も読んでいますが、フィクションなのですが、実際の絵や画家が出てくるため、題材になった絵を観て想像すると楽しくなります。天正遣欧使節に同行するなんてあり得ない話ですが、教会に飾ってある絵に心を奪われるシーンは、自分の体験とも重なって面白かったです。
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