ハリー・ポッターと謎のプリンス [洋書を読む]
Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (UK) Adult edition
| ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
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ヴォルデモートの復活のせいで、夏だというのに国中に冷たい霧が立ち込めていた。そんな中を、ダーズリーの家にダンブルドアがやって来るという。いったい何のために?そして、ダンブルドアの右手に異変が……。17年前の予言は、ハリーとヴォルデモートとの対決を避けられないものにした。過酷な運命に立ち向かう16歳のハリーに、ダンブルドアの個人教授が始まる。(Amazonより抜粋)
まず題名に一言。Half-Bloodという言葉を最初は「混血」と訳していたのに、出版の際に「謎の」と変えていますが、このシリーズには魔法族ではなく非魔法族の出身の魔法使いを差別する表現が何度も出てきています。しかし、両親が非魔法族であるハーマイオニーは学年一の秀才ですし、ハリー・ポッターも片親が非魔法族の出身ですが素晴らしい魔法使いです。血や出身で判断することがいかに愚かであるか、それなのにそれにこだわる人のなんて多いことか、がこの物語のキーワードの1つだと思うのです。それを表現することを「差別だからいけない」ととって「謎」というあいまいな表現にしてしまうのは、著者の世界観を壊してしまうんじゃないかなぁと思うのですがどうなんでしょうかね。
この巻では、ダンブルドアとのからみが多く、今までとは少し変わった感じもしますが、やっぱり無駄に長いと感じます。
まあ、あと一冊で終わりですのでこのまま読んでいくことにします。
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