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ハリー・ポッターと死の秘宝 [洋書を読む]

Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(UK) Adult Edition

Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(UK) Adult Edition

  • 作者: J.K. Rowling
  • 出版社/メーカー: Bloomsbury Publishing PLC
  • 発売日: 2007/07/21
  • メディア: ハードカバー
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

  • 作者: J. K. ローリング
  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 2008/07/23
  • メディア: 単行本
7月31日、17歳の誕生日に、母親の血の護りが消える。「不死鳥の騎士団」に護衛されて飛び立つハリー、そして続くロンとハーマイオニー。ダンブルドアの遺品を手がかりに、彼らの旅が続く。その先にある戦いは…。(Amazonより抜粋)

試験勉強が一息ついたので、最終巻を2日間で一気に読みました。

つまらない…。

と書くとどこからか非難の声が届きそうですが、とにかく最初の半分は本当につまらなかったです。おとといは大学の図書館で、一生懸命勉強している友達の目の前で読んでいたのですが、ふと顔をあげて「つまらない」と言ったら「ええ、つまらないですよ。」と返ってきました。こう感じるのはどうも私だけではないんだとちょっとほっとしながら、結局、何箇所も読み飛ばしてしまいました。普段本を読んでいてどんなにつまらないと思っても読み飛ばしをすることはほとんどないので、よっぽどつまらないと感じたのでしょう。

昨日は残りの半分を読んだのですが、色々な謎が解けていって前半よりはかなりよかったです。しかし、一番大事な2つの謎が、6巻を読んだときに予測した内容そのままだったので、少し拍子抜けでした。私はたとえばミステリー小説でも犯人やトリックをあてたことなんてないので、前巻を読んでいて「どうせこういう結末でしょ」と思ったとおりに事が進んでいったのは残念でした。

ただ、そのうちの1つの謎については、けっこう感動しました。7巻中で一番、というか唯一感動した箇所だと思います。ただ、そこで感動してしまったので、その後の話にあまり入っていけなかったのは残念でした。そして、全体的に長すぎです。本には、ネタの面白さと、文章を巧みに作る才能の2つが一番大事な要素だと思うのですが、1巻あたりが長くなってから、著者の文才のなさがガンガンに出てきた感じがします。伏線を張る部分の説明が長すぎるんです。だから、物語が短かったときはけっこうおもしろかったのに、どんどんつまらなくなっていったのでしょう。

私はこの本のファンにはなれませんでしたが、これだけの数が売れたという理由は分かります。本を読まなかった子供達や、洋書を読んだ事のない人達が、その第一歩を踏み出すきっかけになれる何かを持っているのだろうというのも納得できます。だから、そういう意味で、この本がもつ力のすごさというのを評価したいと思います。

 


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