今夜 誰のとなりで眠る [和書・翻訳書を読む]
その自由で奔放な生き方で女たちを魅了した男、高瀬秋生の突然の訃報。大学の同級生だった真以子と協子、秋生の友人と結婚した七恵、一緒に暮らしていた佑美、その職場の同僚じゅん子。ひとりの男の死が、彼と関わった5人の女たちの人生に、さざ波をたててゆく―。30台半ば、もう若くはない、でもやり直せる。それぞれの事情を抱えながら生きてゆく女たちの、新しい旅立ちを描く長編小説。(Amazonより抜粋)
今日は久しぶりに髪を切りにダウンタウンに行ったついでに、日系の本屋に立ち寄ってこの本を買ってきました。自由奔放な彼と関わった5人のその後の話が代わる代わる出てきて、慣れるまではちょっと混乱しました。
女性というものは、そんなに「自由奔放な男」 に魅力を感じるものなのでしょうかね。自分にはないものを持っている、つかまえようとしても決してつかまえることの出来ない男、そこが魅力なのでしょうか。私はそういう人にあまり魅力を感じないのでよく分かりませんね。
色々な事情を抱えた、「彼」に関わった女達が、「彼」の死をきっかけに新たな旅立ちを迎える。きっかけはなんでもよかったのでしょう。それが必ずしもいい方向に向かうとは限らないでしょうが、とにかく、また「歩き始める」という事が必要だったのかもしれませんね。
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