おとうと [日本映画・ドラマを楽しむ]
東京でつましく暮らす姉の前に現れたのは、どうしようもない厄介者だけれど笑顔をくれる弟―。家族の絆と人間模様が、笑いと涙を織り交ぜながら描かれる感動作。(Amazonより抜粋)まず、私にはこんな風に優しい兄弟も、気にかけてくれるその配偶者もいないので、羨ましい限りです。
鶴瓶さんのバラエティでのキャラクターはあまり好きではないのですが、この厄介者の役は良かったです。吉永さんはあまりみた事がないのですが、話し方が少し気になりました。とっても有名な方ですが、この方はいつもこんな風に話されるのでしょうか。
物語は、正直何が言いたいのか分かりませんでした。とにかく鶴瓶さん演じる弟がひどすぎます。お酒に弱いのに大好きで、姪の結婚式までめちゃくちゃにするわ、女から借金しても返さずに結局逃げられるわ、その借金をお姉さんに肩代わりしてもらったのにそのまま失踪するわ、最後には病気で死んでしまうわ...。厄介者の部分だけが表現されていて、笑顔をくれる愛すべく存在には到底見えなかったので、そんな彼を見捨てずに愛情をそそぐお姉さんとの関係に説得力がなかったです。亡き夫の言葉は素晴らしいですが、それに感化されたお姉さんの愛情に涙するべきなのでしょうが、どうしても感情移入することはできませんでした。残念。
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