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変死体 [和書・翻訳書を読む]

変死体(上) (講談社文庫)

変死体(上) (講談社文庫)

  • 作者: パトリシア・コーンウェル
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/12/15
  • メディア: 文庫
変死体(下) (講談社文庫)

変死体(下) (講談社文庫)

  • 作者: パトリシア・コーンウェル
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/12/15
  • メディア: 文庫
スカーペッタが責任者に就任した法病理学センターがある街で、犬と散歩中だった若者が心臓発作で倒れ、死亡が確認された。だが、外傷のなかった遺体から、翌日、大量に流血していることがわかった。それは彼が生きたままモルグの冷蔵室に入れられたことを意味していた!緊迫の『検屍官』シリーズ第18弾。(Amazonより抜粋)
もう18作も読んでるのですね。

シリーズ化すればキャラクターも年を取り、いろいろな歴史が積み重なってくるので、真相解明を追い求めるだけだった初期の作品とは異なってくるのは理解できるのですが、「蚊帳の外」に置かれた主人公の心理だけを延々と描いていくのは、その表現自体はうまいなと思いつつも、やっぱり何か物足りなさを感じてしまいます。

私は連続ドラマや小説や映画のシリーズ物などは、一度読み始めた(or見始めた)物は余程の事がない限りはつまらないと思っても最後まで完走するのを試みる傾向がありますが、逆に、そういう人が多ければ、本来なら人気がなくなって大幅なテコ入れをしたりシリーズを終わらせたりする制作側の判断が遅れるかと思うと、惰性で完走することがいい事かどうかはちょっと微妙ですね。

このシリーズはつまらないと言うほどではないので次作も読むと思いますが、次回はスカーペッタがもっとバリバリ活躍する作品を期待します。

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