ローマ人の物語 I ローマは一日にして成らず [和書・翻訳書を読む]
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)
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知名度のわりには、日本ではその実態があまり知られていないローマ帝国。1993年に新潮学芸賞を受賞した本書は、その帝国の歴史を人間の生きるさまから描いていこうという壮大な構想による「ローマ人の物語」シリーズ第一弾。ローマ建国からイタリア半島を統一するまでの帝国の誕生期にあたる多難な500年間に生きた王や貴族、庶民にまで焦点を当て、彼らの足跡と周辺の事情を丁寧に追っていく。(Amazonより抜粋)ハードカバー版で15冊もある歴史小説に手を出してみました。
ローマの歴史が延々と書かれているだけで、登場人物の会話もほとんどなく、著書の意見が随所に織り込まれているので、歴史書とも歴史小説ともちょっと違った印象です。またAmazonのレビューでは、この小説に書かれていることが正確ではない、または著者は噂を事実と決めつける書き方をしていると指摘している方もいましたが、私は、この手の本は単なる物語もしくは入門書として読むべきであり、書いてあることを100%信じるべきではないと思うので、この本に書いてある内容がどこまで正確かどうかという事にはそれほど興味がありません。というわけで、単純に、面白かったです。高校時代に世界史を選択しなかったので、余計に。
図書館で一気に3冊借りてきたので、年越しはローマな気分で過ごそうかと思います...って、どんな?
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