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危機言語を救え! [言語学・日本語学を学ぶ]

危機言語を救え!―ツンドラで滅びゆく言語と向き合う (ドルフィン・ブックス)

危機言語を救え!―ツンドラで滅びゆく言語と向き合う (ドルフィン・ブックス)

  • 作者: 呉人 恵
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 単行本
英語が全世界を席巻していく一方、世界の言語の95%が消滅の危機に瀕している。少数民族の言語を守るために何ができるのか? シベリアの少数民族の言語、コリャーク語のフィールドワークを通して問い続けた著者の記録。(Amazonより抜粋)
フィールドワークの話が続きます。

まず感じた事は、話者を選り好みできるような状況、もしくはできているように感じるような話し方をできるのは羨ましいな、と。

危機言語の状況って多かれ少なかれどこも似てるんでしょうね。それを学問の対象としている方からすれば大きな問題ですが、日本でも「日本語より英語を」という動きが少なからずあるように、それを使う側の人間からすると自分達の言葉を子供が使い続けるのが必ずしもいいとは言えないし、それを第三者が止めることはできません。また、「文化の保存」という問題がよく挙げられますが、では日本語しか話さない現代の日本人が自分達の文化を大切にしているかと言えば、即答しかねます。

ただ、消滅してしまってから復活を望んでもそれは難しいのだから、ただ消滅を待つのだけは避けられればと思います。

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