地図と拳 [和書・翻訳書を読む]
「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」 日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野……。奉天の東にある〈李家鎮〉へと呼び寄せられた男たち。「燃える土」をめぐり、殺戮の半世紀を生きる。ひとつの都市が現われ、そして消えた。日露戦争前夜から第2次大戦までの半世紀、満洲の名もない都市で繰り広げられる知略と殺戮。日本SF界の新星が放つ、歴史×空想小説。(Amazonより抜粋)直木賞受賞なのですね。
この時代の話は嫌いではないし長編は大好きなのですが、心奪われるようなキャラクターに出会えなかったので逆に長く感じました。話が同じような印象を受けたのもあるのかも。細切れで読んでしまったのが原因なのか物語に入っていけなかったので、またいつかまとまった時間ができた時に読み直したいと思いました。