SAYURI [洋書を読む]
Memoirs of a Geisha (Vintage International)
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「ゲイシャ」…アーサー・ゴールデンの処女作によると、この言葉が意味するのは日本を知らない西洋人がうかつにもイメージする「売春婦」ではなく、「職人」または「芸術家」であるという。ゴールデンは、芸者の一生をフィクションの形で再現するために厳しくも長い努力を重ねた。(Amazonより抜粋)
以前、学校で知り合った中国人がこの本を片手に、この映画のすばらしさについて熱弁を振るっていたので映画を観に行きました。確かに映像はきれいだったのですが、リスニングの問題もあり、話が良く分からなかったので、その後原書を読みました。
外国人が一人称で、日本人の中でも特別な境遇である芸者について書いているので、それだけでも読んでみる価値はあったと思います。日本の話なので英語でも理解しやすいし、英訳本ではなくて英語が原書の本なので英語の勉強にも効果的でした。
映画では、芸者というより遊女みたいな人もいましたし、歌舞伎とごっちゃになっているような部分もありましたが、周りの外国人には非常に好評で、あの頃、事実と違う部分を教えてほしいと色々な人に聞かれました。そのため、日本の文化を知ることも大事ですが、日本に関する外国産の情報でも、このように有名なものは一応チェックが必要だということをこれで認識することができました。
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