ハリー・ポッターと炎のゴブレット [洋書を読む]
Harry Potter and the Goblet of Fire (UK)(Paper)(4)Adult Edition
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魔法界のサッカー、クィディッチのワールドカップが行なわれる。ハリーたちを夢中にさせたブルガリア対アイルランドの決勝戦のあと、恐ろしい事件が起こる。そして、百年ぶりの開かれる三大魔法学校対抗試合に、ヴォルデモートが仕掛けた罠はハリーを絶体絶命の危機に陥れる。しかも、味方になってくれるはずのロンに、思いもかけない異変が…。(Amazonより抜粋)
ハリー・ポッターの日本語版はこの巻で挫折しましたが、今回は次の巻を読もうという気になれました。翻訳の問題なのか、それとも最初から話がだらだらと長いことが分かっていたからなのかどうかは分かりませんが、なんとか最後まで楽しめました。
ただ、いきなりページ数を倍にする必要があるほどの内容とはどうしても思えません。この点が、翻訳の問題だと完全に決められない点だと思います。後半は確かに面白いし、伏線の張り方も上手だと思いますが、それにしても前半のペースの遅さは、よほどのファンでなければ付いていくのは難しいんじゃないでしょうか。
逆に良かったのは、ハリー君を支える人達の温かさです。ロンの嫉妬もかわいいですね。分かるかなぁ、その気持ち。でも彼は自分がもっと大事なもの(家族)を持っていることや、ハリーがそれをいつもうらやましく思っていることに気づいていないだけという点も、やっぱり分かるなぁという感じです。また、2人の単なる友人だったハーマイオニーの「女の子」である点にも焦点があてられているのはおもしろいです。ロンとハリーが絶交しているときに色々と立ち回ったり、仲直りしたときの反応も、女の子ならではですね。それにしても、ロンとハーマイオニーの恋の行方がこれからどうなるのか楽しみです。
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