生成文法がわかる本 [言語学・日本語学を学ぶ]
生成文法はどのように現れ、どこへ行くのか。その全貌が明らかにされる。また、まったく初めての方でも楽しみながらすらすら生成文法がわかる。(Amazonより抜粋)
先日の『言語学が好きになる本』も非常におもしろかったのですが、この本ではもう少し専門的な「生成文法」について、とっても分かりやすく書いてあって楽しめました。生成文法そのものと、どうしてそれが使われるようになったかという背景の両方が分かるため、理解しやすいかと思います。
この本は初心者向きなので、これから言語学をはじめようとする人にお勧めです。教授がとても複雑に説明していてまったく理解できなかったことが、実はものすごく簡単なことだったと判明したときの一種の悲しさみたいなものは、これで少しはなくなると思います。しかし、なんでわざと難しく説明する方が多いのでしょうかね。やっぱり、新しいことを習いはじめたときに分かりやすく説明されたかどうかで、その後も興味を持ち続けるかどうかが著しく変わると思いますので、この著者の講義を受けた生徒さんたちは幸せだなと思います。
追記: その後、大学で受講したクラスをアシスタントとして教える機会に恵まれ、私が教わった先生は特に難しく説明するタイプの先生だと言うことが分かりました。あしからず。
2008-03-24 06:00
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