言語学への扉 [言語学・日本語学を学ぶ]
書店に行って手に取る「言語学入門」の類の本は一般の読者が入門編として読み通すのは専門的過ぎるため、言語学に関する知識は一切前提とせずに、なるべくその全体像が体系的に把握できるように努めている(「はじめに」より抜粋・要約)。
……とありますが、この本に書いてあることも初心者にはちょっと難しいかと思います。以前授業で使っていた言語学入門のテキスト(英語)の方がはるかに分かりやすかったし、単なる読み物としては『言語学が好きになる本』の方がおもしろいです。この本は全くの初心者ではなく、「言語学とはどういうものか」、「各分野ではどういうことを学ぶのか」ということを一通り習った後に読むほうのが役にたつのではないかと思います。
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