パリその日その日 [和書・翻訳書を読む]
パリでのある一日のぼくのあり様や、ぼくの見聞するもの、出会う出来事は、パリに到着してからの日々やそれまでの過去の日本やパリでの生活の記憶と深く連動して微妙な色彩をおびる。そしてこのパリの匂う滞在記は、見事な日記文学に変貌する。(Anazonより抜粋)
早稲田大学教授で、小説家・翻訳家でもある著者の、本当にただの日記で、特に大きな事件など起こらないのですが、それが逆におもしろかったです。一度だけ訪れたことのあるパリの街並みなどを思い出しながら読みました。
それにしても、この本に書かれているのが「海外生活」って呼べる物なんだろうなぁと思いました。日本と違う生活・料理、日本人や現地の人との交流など、いいですね。私は基本的に家と学校の往復だけだし、食事も自炊ですので基本的に日本食もどきが多いし、最近ボランティアのおかげで少し変わってきたとはいえ、現地の人はおろか、日本人との交流もほとんどないんですよね。
まあ、それで十分満足しているので何の問題もないのですが、もう3年もこっちにいて、まだしばらくいるのだから、もう少しこの土地を「第2の故郷」と呼べるぐらい色々な意味で愛着を持ちたいなぁと思い始めています。
コメント 0