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永遠の途中 [和書・翻訳書を読む]

永遠の途中 (光文社文庫)

永遠の途中 (光文社文庫)

  • 作者: 唯川 恵
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 文庫
広告代理店に勤務する薫と乃梨子は、同期入社。仲はよいが相手と自分を比べずにいられない微妙な関係。どちらも、同僚の郁夫に恋心を抱いていたが、ささやかな駆け引きの後、薫が郁夫と結婚して主婦に。乃梨子は独身でキャリアを積み続ける。歳月は流れ、対照的な人生を歩みつつも、相手の生き方を羨んでしまうふたり…。揺れる女性の心をリアルに描く長編小説。(Amazonより抜粋)

「仕事に生きる女」と「家庭を守る女」。対照的な生き方をする2人の女性が、お互いの人生を羨んだり逆に優越感を持ちながら、自分の人生をどう受け入れていくかというのがテーマとなっています。専業主婦vsキャリアウーマンという対比はあきたりなのですが、飽きもせず最後まで楽しめました。

私は基本的に「我が道を行く」 タイプで他人と比べたりしないので、この2人のような感情はあまりよく分かりません。自分が変わった経歴を持っているので色々な人に色々な事を言われますが、「羨ましい」と言われれば「羨ましくない」理由を何個もあげられるし、悪く言われれば良い点をあげられます。そして、「幸せ」と思わなくても「不幸」とも思いません。あえて言えば「いいんじゃないの?これはこれで」でしょうか。

この本の最後の方で、「自分の選んできた事に自信を持たなかったことを一番後悔している」みたいな事を言ってましたが、私は自信を持てなくても、後悔してもいいから、ありのままの自分をありのまま受け入れていきたいなと思います。

 


タグ:和書 小説
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