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象は鼻が長い [言語学・日本語学を学ぶ]

象は鼻が長い―日本文法入門 (三上章著作集)

象は鼻が長い―日本文法入門 (三上章著作集)

  • 作者: 三上 章
  • 出版社/メーカー: くろしお出版
  • 発売日: 1960/10/30
  • メディア: 単行本
二重主語問題の代表的例文「象は鼻がない」を書名に、「ハ」は「ガノニヲ」を代行(兼務)するという鮮やかな変形操作と、1,000以上の生きた例文を駆使し、「ハ」の本質を明らかにしたベストセラー。序 佐久間鼎。(Amazonより抜粋)

日本語に主語はいらない』を少し読み直したので、その著者・金谷さんが尊敬する三上章の本も読んでみました。『日本語に~』の方は、前にも書いたとおり、批判している研究対象をきちんと調べて理解されているかという部分は疑問に残りますが、彼が主張する内容は、(それ程目新しい主張とは思いませんが)きちんとまとめてあって分かりやすいので、もう一度読んでみることにしたのです。

そのあと、上の本を読んだのですが、なるほど、これは分かりやすい。豊富な例文と、簡略かつ分かりやすい説明で、なんの苦痛もなくさらっと読み終えてしまいました。金谷さんが尊敬するのも分かります。ただ、彼は、今の言語学の中で三上章の主張が全く無視されていると主張されていますが、そんな風には感じませんけどね。

 

 


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