意味論 (1) -形式意味論- [言語学・日本語学を学ぶ]
意味論 (1) (日英語対照による英語学演習シリーズ (5))
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以前『形態論と意味』について書きましたが、この本は同じシリーズのもので、『形態論と意味』と同じ時期に購入しておいたのですが、中々読む機会に恵まれず、ここにきてやっと読むことができました。
本文にも書いてあるとおり、この本は意味論へのやさしい入門書として書かれていて、その全体的なアプローチや方法論に親しむことが狙いとして定められているため、一章あたりの説明もかなりあっさりとしたものとなっています。
形式意味論は、今のところ一番興味がある分野なので、全体的には特に難しいところもなく一気に読み終えてしまいましたが、ところどころ、私自身がしっかりと学んだことのない部分が出てきたので、全体的にさらっと確認する意味で非常に役にたちました。また、『形態論と意味』でも書きましたが、一つ一つの分野に対してFurther Readingsがたくさん載っているので、それを参考にして拡げていけそうなのが一番うれしいですね。
このシリーズでは、意味論はこの形式意味論と認知意味論の2冊で1つとなっているそうなので、認知意味論の方も少し興味があるのですが、いつになったら読む機会が持てるのでしょうか。
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