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幻夜 [和書・翻訳書を読む]

幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))

幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/03/20
  • メディア: 文庫
幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編!阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。だが彼女にも恐るべき秘密が。名作『白夜行』の興奮が再び!(Amazonより抜粋)
裏表紙に「『白夜行』の興奮がよみがえる傑作長編」と書いてあったので読んでみたのですが、あとがきで『白夜行』の続編と書いてあってちょっとガッカリしてます。別作品と言っても差し支えないとも書いてあったのですが、やっぱりシリーズ物は一作目から読んでみたかったです。『白夜行』は、ドラマか映画があったと思うのでそっちを観てからと思っていたので今回は選ばなかったのが裏目に出ました。

本編ですが、文庫本で800ページ弱もあるのに、長さは全く感じませんでした。はまってしまうと、飲まず食わずでも最後まで一気に読まないと気が済まないので、この本を読み終わったときはお腹は空くわ喉は乾くわで余韻に浸っている暇はなかったのですが、その状態でパッと出てきたのが「面白かったな」という感想だけ。

2人が東京に出てきたのに別々に暮らしたり、男が女の言いなりになっている状態で、結末はだいたい想像できたし、途中ちょっと失速した感もあり、「ちょっと読み飛ばしてもいいからラストが知りたい」と思うほどではありませんでしたが、それでも最後まで楽しく読む事ができました。ラストは嫌いではないですけど、女が残忍すぎるので、ちょっぴり読後感が悪いですね。あとがきに続編の話があがっていたことに、納得です。



タグ:感想 邦画
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