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日本人へ 国家と歴史篇 [和書・翻訳書を読む]

日本人へ 国家と歴史篇 (文春新書)

日本人へ 国家と歴史篇 (文春新書)

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/06/17
  • メディア: 新書
夢の内閣をつくってみた。大臣たちは、私が慣れ親しんできたローマの皇帝にする―治者とは?戦略とは何か?現代日本が突き当たる問題の答えは、歴史が雄弁に物語っている。大好評『日本人へ リーダー篇』につづく21世紀の「考えるヒント」。(Amazonより抜粋
何かの雑誌に載っていたエッセイなのでしょうか?内容は面白かったのですが、それならそうと最初に分かるように書いてほしかったです。

また、出版界の不況時の事情について次のように書いてありますが、
そして、それらは次の一色に染まっていくだろう。つまり、読む愉しみや知的満足を与えてくれる本よりも、読めば不安を解決してくれると思える本の一色に。
これは、ハウツー本ばかりになってしまうという事なのでしょうか?なぜかと言うと、私がよく行く本屋さんには、ハウツー本が前よりも増えたような気がしてずっと気になっていたので...。

もちろん私にとっての比較対象はローマではないし、感じ方や考え方も著者のものとは違うのですが、全体的に、自分が感じていることが書いてあって面白かったです。Amazonのレビューにもありましたが、海外に住み、文化の違いを肌で感じ、日本人以外の人と交流することによって、日本を誇りに思い、行く末を案じ、よりよい国になることを望むようになるのは自然の流れだと思うんですよね。政治の話だって、日本にいる知り合いには「全く興味ない」という人が多いですが、向こうで政治の話を何度聞かれたことやら...。

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