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わたしを離さないで [海外映画・ドラマを観る]

わたしを離さないで [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

  • 作者: カズオ・イシグロ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/08/22
  • メディア: 文庫
外界から隔絶した寄宿学校ヘールシャムは、他人に臓器を“提供”するために生まれてきた〈特別な存在〉を育てる施設。キャシー、ルース、トミーは、そこで小さい頃から一緒に過ごしてきた。しかしルースとトミーが恋仲になったことから、トミーに想いを寄せていたキャシーは二人のもとを離れ、3人の絆は壊れてしまう。やがて、彼らに逃れようのない過酷な運命が近づく。ルースの“提供”が始まる頃、3人は思わぬ再会を果たすが……。(Amazonより抜粋)
あの土地でまだ英語を学んでいた頃、勉強のためにペーパーバックを買おうと思って近所の本屋さんで見つけた名前。日本人の名前なのに(翻訳ではなく)英語で書かれ、小さい本屋に何冊も並んでいた作品。その時からいつか読みたいと思っていた作家さん。日本に帰ってきてドラマ化の話を聞き、翻訳のクラスの題材として短編の一部を知り、いつか、いつかと思いつつ、読むなら原書でと中々手が出なかった作家さんがノーベル賞受賞なんて! 名前を知らなかった家族の中で一人大興奮でした。

そんなわけで、いい機会なので寝る前に映画を観ました。クローンによる臓器提供。特別なようで普通の人間で、でもこんな恐ろしいことに素直に従ってしまう変な「特別」さと、大人になった主人公たち3人のそれぞれの表情の違いに切なくなり、寝れなくなりました。逃げ出す人がいないこと、また絵を見せたときの教育者に聞いた種明かしも何だか的外れなことが、教育の恐ろしさを感じました。2人の女性の関係と、お互いを思っての行動がすばらしいですね。原作も読んでみたいと思います。積ん読状態な本が最近ほとんど片付いてきたのもピッタリなタイミングです。
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