海が見える家 [和書・翻訳書を読む]
のこされたのは、丘の上の海が見える家。苦戦した就活でどうにか潜り込んだ先はブラック企業。働き始めて一ヶ月で辞職した。しかし、再就職のアテもなければ蓄えもない。そんな矢先、疎遠にしていた父親の訃報が飛び込んできた。孤独死したのか。どんな生活を送っていたのか。仕事はしていたのか。友人はいたのか。父について何も知らないことに愕然としながらも、文哉は南房総にある父の終の棲家で、遺品整理を進めていく。はじめての海辺の町での暮らし、東京とは違った時間の流れを生きるうちに、文哉の価値観に変化が訪れる。そして文哉は、積極的に父の足跡をたどりはじめた。「あなたにとって、幸せとは何ですか?」と穏やかに問いかけてくる、著者新境地の感動作!(Amazonより抜粋)Kindle Unlimitedで読む。感想を書くのをサボっていましたのでまたまた連続投稿となりますが、この作品は面白かったです。無料だったのでお得感満載です。
仲が良い親子も多いと思いますが、私はちょっと距離を置くタイプなので、ちょっと考えさせられました。自分の知らなかった家族の生き方を死後に知るのは果たして幸せなのか不幸なのか。
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