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ギリシア人の物語I 民主政のはじまり [和書・翻訳書を読む]

ギリシア人の物語I 民主政のはじまり

ギリシア人の物語I 民主政のはじまり

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/12/18
  • メディア: 単行本
『ローマ人の物語』以前の世界。ギリシアに誕生した民主政の実像とは何か。なぜ機能したのか。少数兵力で巨大ペルシア帝国を破った民主主義の力とは。新シリーズ全3巻、鮮烈な第一作。(Amazonより抜粋)
ローマ人の物語』が面白かったので、こちらの全三巻も読んでみることにしました。元々名前を覚えるのが苦手なので、細切れ時間で読もうとしたらなかなか頭に入ってこなくて、何度も読み直す必要がありましたが、昨日最初から読み直したらすんなり入ってきて、楽しめました。関連作品を全部読んだあと、最初から読み直したくなりますね。政敵を追い出すのに使う「陶片追放」が、マスコミの追求により辞任に追い込まれる姿を思わせました。いつの時代も世論は恐ろしいですね。

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暗幕のゲルニカ [和書・翻訳書を読む]

暗幕のゲルニカ (新潮文庫)

暗幕のゲルニカ (新潮文庫)

  • 作者: 原田 マハ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2018/06/28
  • メディア: 文庫
ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。MoMAのキュレーター八神瑶子はピカソの名画を巡る陰謀に巻き込まれていく。故国スペイン内戦下に創造した衝撃作に、世紀の画家は何を託したか。ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが生きた過去と、瑶子が生きる現代との交錯の中で辿り着く一つの真実。怒涛のアートサスペンス!(Amazonより抜粋)
20世紀と21世紀の物語が交差して面白かったのですが、それほど長い話でもないのに、少々描写がくどく感じるところとか、誘拐騒ぎのあたりとかは残念でした。待ちに待った最後もやや拍子抜け。また、『楽園のカンヴァス』の時にも書いてますが、Kindleの表紙にこの絵が使われていないのが一番残念ですね。ただ、この著者の本を何冊も読んできた経験から、扱われてる絵を検索してジックリ眺めてから読んだので想像を膨らますことができ、十分に楽しめました。また別の作品を読んでみたいです。

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ぼくは明日、昨日のきみとデートする [日本映画・ドラマを楽しむ]

ぼくは明日、昨日のきみとデートする Blu-ray豪華版

ぼくは明日、昨日のきみとデートする Blu-ray豪華版

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: Blu-ray
七月隆文の同名小説を映画化したファンタジックラブストーリー。20歳の美大生・南山高寿は、電車の中で出会った女性・福寿愛美にひと目惚れ。意気投合したふたりはつき合い始めるが、愛美にはある秘密があった。特典ディスク付きの豪華版。(Amazonより抜粋)
タイトルを読んだだけでオチがわかるというのもかなり珍しいと思いますが、その予想を覆すこともなくあっさりと終わってしまった退屈な映画で、Amazon Primeで観てたのですが、観終わるのに数日かかりました。

30日しか恋人同士にしかなれないとわかっているんだったら、会わなかったほうがよかったのではないかと何度も思いました。終わりを知らなかった主人公はそのまま会わないほうが幸せだったのでは、終わりを知っていて主人公に会いに行った女の子の意図は何なんだろう、と思って観ていましたが、30日間ずっとつらい想いをしていた彼女を見ていたにも関わらず、大人になった後にわざわざ会いに行って「刷り込み」を行う主人公にも唖然としました。

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