 同志少女よ、敵を撃て - 作者: 逢坂 冬馬
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2021/11/17
- メディア: Kindle版
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独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは?（Amazonより抜粋）
戦争の話なのでもちろん周りの人が少しずつ死んでいくのですが、一人一人に違う物語と結末があって、なかなかの読み応えでした。戦争の詳しい戦い方もソ連のこともあまり知らなかったので、狙撃手しかも女性がいたなんてこと初めて知りました。何人殺したという数字が記録として残るのが生々しかったですね。
