ともぐい [和書・翻訳書を読む]
明治後期の北海道の山で、猟師というより獣そのものの嗅覚で獲物と対峙する男、熊爪。図らずも我が領分を侵した穴持たずの熊、蠱惑的な盲目の少女、ロシアとの戦争に向かってきな臭さを漂わせる時代の変化……すべてが運命を狂わせてゆく。人間、そして獣たちの業と悲哀が心を揺さぶる、河﨑流動物文学の最高到達点!!(Amazonより抜粋)
熊文学!?!?!?
そんな言い方するの!?
臆病者の私が目を背けてしまう描写もありましたが、全体的には面白かったです。迫力があり、自然の匂いを感じられる物語だったと思います。後半の展開も意外でしたね。直木賞受賞おめでとうございます。