検察側の罪人 [和書・翻訳書を読む]
蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者の中に時効事件の重要参考人・松倉の名前を見つけた最上検事は、今度こそ法の裁きを受けさせるべく松倉を追い込んでいく。最上に心酔する若手検事の沖野は厳しい尋問で松倉を締め上げるが、最上の強引なやり方に疑問を抱くようになる。正義のあり方を根本から問う雫井ミステリー最高傑作! (Amazonより抜粋)Kindle本セールで購入。『火の粉』の著者の本ということで期待して読みました。一晩で読んでしまうほど面白いとは思いますが、タイトルの「罪」が示す行動がぶっとんでいて、さすがにこれは禁じ手ですね。検事が起こす行動としては動機が弱いというか、さすがに無理があるように感じます。
また、読んでる最中にネットニュースで映画化するのを知って、途中から役者さん2人の顔を主人公に当てはめて読んでいったのですが、どうも違和感を覚えます。映画を観るかは分かりませんが、この印象を壊す好演に期待します。
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