脳がほぐれる言語学 [言語観を知る]
ビジネスマンや学者に限らず、発想の転換は誰にも必要。夕飯の献立もデートの会話も、マンネリにならないように機転を利かせることで楽しくなる。発想は新鮮に生きるための文法だ。歴史上の大発明も日常の小さな発見も、大なり小なり型破りな視点から生まれるけれど、人は誰かに意味づけられた記号によって話し行動する。言語の「正しさ」に振り回されると、ありきたりな考え方しかできなくなってしまう。つまり言葉の限界が発想の限界なのだ。そこで―。“笑う言語学”による「創造的なひらめき」を得るためのヒント集。(Amazonより抜粋)あとがきに「この本を読んで言語学ではなく、言語ギャグだと思った人もいるかもしれないが、...」と書いてあるように、言葉遊びが満載で序盤は面白かったのですが、言語学について書いてあるところがほとんどなかったので途中で飽きてしまい、「ご本人が普段もこんな風だったら会話していて疲れるだろうな」と感じながら最後まで読みました。
Amazonのレビューに、この著者の本をずっと読んできた方が「著者は言語学に関する興味ぶかい事例や逸話の知識をおそろしく沢山もっていて」と書いていたのですが、それを読んで、そういえば何かの本に「何のために言語学を学ぶのか」という例として「余興として言葉に関する雑学を披露できるようになる」というような事が書いてあった事を思い出しました。
一冊の本ではなく、数ページのエッセイとして発表した内容をまとめたような感じですね。発想(の転換)の例をあげているだけで、一冊の本の中で著者がそれ以上に何が言いたかったのかという部分はあまり良く分かりませんでした。
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