死刑基準 [日本映画・ドラマを楽しむ]
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死刑裁判をテーマに扱った山本耕史主演の社会派サスペンス。死刑制度に反対の意を唱える弁護士はたとえ肉親を殺されてもその主張を変えないのかという問いに、弁護士、検事、被害者、加害者、それぞれの登場人物の視点を織り交ぜたドラマによって迫る。（Amazonより抜粋）死刑制度を扱っておきながら、焦点が冤罪になっていたのは残念でした。扱っている問題がデリケートなのはわかりますが、死刑制度に反対の意を唱えていた弁護士を命にかかわる病気にするのではなく、きちんとその後の人生まで描いてほしかったですね。
答えを出すのが難しい問題ですが、死刑制度の研究者であった主人公が言った、多くの日本人が死刑制度を支持する理由（かけがいのない命を奪った罪には、かけがいのない命を差し出すことでしか償えない）がやはり一番しっくりきます。だからこそ、何らかの結論を出すのではなく、その一番の反論材料になっている冤罪が焦点になってしまうのはしょうがないのかな。
