つまずきやすい日本語 [言語観を知る]
言葉の本質をつかめば、コミュニケーションが楽しくなる! 誰もが経験する「会話の行き違い」。なぜそうなるのか? 日本でいちばん言葉を偏愛し、観察を続ける辞書編纂者が、豊富な実例をもとに原因と対処法を考える。歴史や語源など、言葉の根っこを学びながら「言葉との付き合い方」を身に付ける、知的で実践的な日本語入門! (Amazonより抜粋)Kindle Unlimitedで読む。『三省堂国語辞典』編集者の人の本ですが、専門が日本語学なので、そちらの色が強くて面白かったです。去年、翻訳のイベントでこの著者の講演を聞いた時も、他のものよりも面白いと感じたのは、やはり言語学畑の方だからなのですね...。
翻訳家になろう! [言語観を知る]
翻訳業界の市場分析、翻訳雑誌の盛衰記、「なった人」のドキュメント、訓練法、インターネットの効果的利用法、出版/映像/産業など分野別の攻略法、いい翻訳/悪い翻訳の実例解説、翻訳ビジネスのこれから、クレームに学ぶ、営業のこつなどをガイドする。(Amazonより抜粋)『あなたも翻訳家になれる!』とともに、なんとなく購入し、なんとなく読んでみました。翻訳術もいくつか紹介されてはいますが、そのほとんどは複数の分野の翻訳者と、翻訳会社の歴史、そして翻訳業界紙や翻訳教育の実情について書いてあったので、ほとんど斜め読みで終わりました。希望をもたせるような内容ではないので、ここで紹介されている翻訳業界紙を読むよりは、翻訳を目指す前に、自分がめざす職業は時間をお金をかけるべきものなのかを判断する材料としてはいいのではと思いました。
あなたも翻訳家になれる! [言語観を知る]
あなたも翻訳家になれる!―エダヒロ式 [英語→日本語]力の 磨き方
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お金のとれる翻訳にはコツがある。『不都合な真実』『ライオンボーイ』など超売れっ子翻訳家である著者が、その勉強法と実践的トレーニング、出版社への売り込み方、編集者とのつきあい方を一挙公開。英語を生かして翻訳の仕事をしたいと思っているOLや主婦の方に向けて分かりやすく教える。(Amazonより抜粋)少し前に会社で翻訳の仕事を教えたことがあって、その時に訳文を決めるのにあーじゃないこーじゃないってよく話していたことを思い出しました。なつかしいですね。英文と訳例を載せ、具体的に解説している本はよくみますが、「あーじゃないこーじゃない」を感じるような本はこれまであまり見たことがないので面白かったです。
まあ、たとえば英日を専門にするなら、自分の訳文を読み返した時に「この表現ちょっとおかしいかも」って感じられるように、普段から日本語をいっぱい聞いたり読んだりするのが一番ですよね。そして、気になった表現はその場ですぐに確認。その点、辞書を何種類もインストールでき、メモ帳として使えるアプリもあり、ネットにもつなげるタブレットを使って本を読むのは便利だなって思います。