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機械翻訳と未来社会 [和書・翻訳書を読む]

機械翻訳と未来社会 -言語の壁はなくなるのか

機械翻訳と未来社会 -言語の壁はなくなるのか

  • 作者: 瀧田 寧
  • 出版社/メーカー: 社会評論社
  • 発売日: 2019/07/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
機械翻訳がひらく可能性とそこに潜む問題点をめぐって、文学、哲学、言語学の若手研究者が論究したワークショップの成果。(Amazonより抜粋)
学術的な議論だとこのような形になるかと思いますが、翻訳者の立場からいうと、人間と比べてどこが劣ってるかというよりは、企業が今後翻訳にお金を出していくのかどうかという点が一番気になるので、そういう意味では少々物足りなかったです。唯一うなづいたのが以下の部分。
現実に人間が行なっている翻訳という行為が「最善の翻訳」を目指すという単純なものではなく、多層的な要素・目的・方法が絡み合う、複雑なプロセスであることを示しており、翻訳者に求められるスキルの多様性に気づかせてくれる。
求められるスキルをキチンと判断して対応するのが一番難しい。
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