よろこびの歌 & 終わらない歌 [和書・翻訳書を読む]
著名なヴァイオリニストの娘で、声楽を志す御木元玲は、音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。挫折感から同級生との交わりを拒み、母親へのコンプレックスからも抜け出せない玲。しかし、校内合唱コンクールを機に、頑なだった玲の心に変化が生まれる―。見えない未来に惑う少女たちが、歌をきっかけに心を通わせ、成長する姿を美しく紡ぎ出した傑作。(Amazonより抜粋)期待した展開とはけっこう異なっていて、読み始めた時はちょっと失敗したかなと思いましたが、徐々に面白くなってきて、続編を読む頃にはけっこう夢中になりました。それぞれが色々な想いや悩みを抱え、もがきながら成長していく様が素敵です。こういう物語は好きだなあ。どうやら、清々しい気持ちで年を越せそうです。