湖宮は黄砂に微睡む [和書・翻訳書を読む]
金椛帝国最西の街。罪を犯した友人を救おうとした咎で、辺境に飛ばされた星遊圭。先輩役人たちの嫌がらせにも負けず頑張る遊圭だが、療母の胡娘の助けもあり、居心地は悪くない。しかし、戦地より帰還した兵士から、行方不明中の公主・麗華が、死の砂漠にある伝説の郷に逃げたという情報がもたらされ、事態は一変。しかも胡娘の生き別れの夫が同行しているようで…。死の砂漠で公主捜し!?(Amazonより抜粋)身体は弱いのに心が強い主人公は、辺境に飛ばされたのが凶ではなく吉と出ていて面白いです。あまり印象のなかった登場人物にスポットがあたると、主人公と一緒になってどんな人だったっけと悩んでしまうところがまた楽しいです。