六月の雪 [和書・翻訳書を読む]
祖母のふるさと、台南への旅が私の人生を変える 7日間のひとり旅が生んだ人々との絆がもたらした奇跡とは。 声優への夢破れ、祖母と二人で生活する杉山未来。入院した祖母を元気づけようと、未来は祖母が生まれた台湾の古都、台南を訪れることを決意する。(Amazonより抜粋)ストーリーは良かった。しかし、初めて会った台湾の人たちに対する主人公の態度がひどすぎるのがどうも...。相手の服装や態度にケチをつけすぎです。特に、自身が大変な時にわざわざ時間を割いてくれて何度も行き来してくれた人の事を、自分への態度の理由を知ったあともネチネチと言い続けたところは、いい加減にしろって説教したくなりました。これでは、親切にしてくれた人が気の毒でなりません。
それ以外の部分は概ね面白かったのですが、不幸すぎる見知らぬ台湾家族の話は、そこまで必要だったのか?と途中で少し飽きてしまいました。