今日は心のおそうじ日和 [和書・翻訳書を読む]
今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私 (メディアワークス文庫)
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突然終わった結婚生活。バツイチか―と嘆く余裕もない私。職務経験もろくにないが、家事だけは好きだった。そんな私に住み込み家政婦の仕事が舞い込む。相手は高名な小説家。そして整った顔立ちとは裏腹に、ものすごく気難しい人だった。行き場のない私と、ふれ合いを拒む小説家。最初はぎこちなかった関係も、家事が魔法のように変えていく。彼と心を通わせて行くうちに、いつしか―。なにげない毎日が奇跡になる物語―本を閉じた後、爽やかな風を感じてください。不器用で優しい人々が織りなす再生の物語。 (Amazonより抜粋)よくある題材なのですが、面白かったです。似たような話を何度も読んでますが、飽きませんね。心が温かくなります。しかし元夫はデリカシーがなさすぎ。せめて新しい彼女には気を使える人であってほしかったです。
ウツボカズラの甘い息 [和書・翻訳書を読む]
家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。彼女から化粧品販売ビジネスに誘われ、大金と生き甲斐を手にしたが、鎌倉で起きた殺人事件の容疑者として突然逮捕されてしまう。無実を訴える文絵だが、鍵を握る加奈子が姿を消し、更に詐欺容疑まで重なって……。全ては文絵の虚言か企みか? 戦慄の犯罪小説。 (Amazonより抜粋)なかなか面白かったです。『最後の証人』では「どんでん返しが売り」と聞いていたのにすぐに結末が分かってしまいましたが、この小説ではその言葉に納得。面白くて続きが知りたくなりノンストップで読んでしまいましたが、文絵と加奈子の真実に驚きました。『盤上の向日葵』も面白かったので、また別の作品も読んでみたいですね。
蜜蜂と遠雷 映画版 [日本映画・ドラマを楽しむ]
私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!(Amazonより抜粋)『蜜蜂と遠雷 小説版』に書いたように、強烈に面白かったことだけを覚えていた(あいかわらず記憶力が悪い)ので、映画をさっそく観てきました。観ている間に話の内容を徐々に思い出していったのですが、ピアノの音を大音量で聞けたのでかなり幸せになりました。そういえば、ここに載せたおかげで、サントラを買おうと思っていたことを思い出しました。せっかくなので、音楽を聴きながら、小説をもう一回読み直したいと思います。