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セイレーンの懺悔 [和書・翻訳書を読む]

セイレーンの懺悔

セイレーンの懺悔

  • 作者: 中山 七里
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/11/15
  • メディア: 単行本
葛飾区で発生した女子高生誘拐事件。不祥事により番組存続の危機にさらされた帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」の里谷太一と朝倉多香美は、起死回生のスクープを狙って奔走する。多香美が廃工場で目撃したのは、暴行を受け、無惨にも顔を焼かれた被害者・東良綾香の遺体だった。綾香が“いじめられていた”という証言から浮かび上がる、少年少女のグループ。主犯格と思われる少女は、6年前の小学生連続レイプ事件の犠牲者だった。マスコミは、被害者の哀しみを娯楽にし、不幸を拡大再生産するセイレーンなのか。 (Amazonより抜粋)
この著者の他の作品と比べると、ミステリーとしては普通ですが、マスコミのあり方としては楽しめました。ニュースの重要度よりも、ウケがいいトピックを扱い、「被害者の哀しみ」だけでなく、かかわる人すべてを娯楽にしているイメージをたまに受けたりしますが、「センセーショナルな事件に対する誤報」を扱っているのがいいですね。やはり警察のほうが優秀でなくっちゃ面白くないですよね。

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