小さな郵便局に勤める青年。外回りの仕事にマイナンバーの書類を配布する仕事が加わり、苦戦中。頑固な老婦人から地元のヤクザと幅広く、直接手渡さなきゃいけないからだ。あるとき、仲の良い兄に小遣い稼ぎになるからと頼まれて、週に1回、決まった時間に職場を抜けだし、他行ATMからお金を引き出すことに……。街の名物のお好み焼き屋さんや珈琲屋さんなど、美味しいもんと人情味あふれる人たちとの交流が心温まる。 (Amazonより抜粋)
Kindle Unlimitedで読む。『さすらいのマイナンバー 』の方はちょっとバタバタしすぎてあまり面白いとは思わなかったのですが、後編の『まぼろしのお好み焼きソース』もUnlimitedで読めたのでそのまま読みました。こちらの方は面白かったです。神戸は一度訪れただけなので、詳しい地名等は分からないのですが、知っていたら面白さ倍増なのかも。任侠とヤクザがどう違うのかイマイチ良く分からないのですが、こういう方達が地域の人たちと良い関係を築いていることはたまに聞きます。この小説のようにスムーズに廃業できるようになるのが理想なのでしょう..。佐川男子ならぬ極道男子、ちょっと興味がわきますね。