人魚の眠る家 [日本映画・ドラマを楽しむ]
離婚寸前の夫婦・薫子と和昌の下に、娘がプールで溺れて意識不明になったという悲報が届く。脳死状態になった娘を前にふたりは究極の選択を迫られ、ある決断を下す。(Amazonより抜粋)この映画が良かったという話をどこかで聞いたので観てみましたが、とにかく「痛々しさ」が勝ちすぎて、あまり感動しませんでした。観た後で『人魚の眠る家 小説版』の感想を読んでみたのですが、この時とほぼ同じ感想です。母親に共感できるかどうかで感想が正反対になるのでしょうね。ただ、どちらの側にたったとしてもその感覚を十分に味わえる作りになってるのはスゴいなあと思いました。
父親が、人工的に笑わせるところで気味が悪くなっていましたが、そもそも身体を動かした時のあの音が不気味で、それが「死んでる」というところを強調させていたように感じました。それなのに最初から最後まで「動いた」という部分にしか集中していない母親がすごく哀れでしたね。